ブラックリストのキリンです

延滞、自己破産、債務整理でブラックになった人を応援するブログ

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台風や地震で自宅が被災!残った住宅ローンは減額・免除できる?

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「災害で自宅が壊れちゃった...どうしたらいいんだろう...」

 

...今回は地震や台風などで自宅が倒壊した時、住宅ローンを減額もしくは免除できるか?について書いていきます。

 

住宅ローンはいわゆる「借金」です。つまり通常ではいくら自宅が倒壊、もしくは全壊したとしても返していかなければなりません。

 

地震保険を使えばいいんじゃないの?

地震保険の保険金って、多くても火災保険の半分までなんだ...

 

仮に地震保険が満額支払われたとしても、失った建物と同じレベルの家を作ることはできないでしょう。

 

...かと言って、住宅ローンがきつくて自己破産や債務整理をするとブラックリストになってしまいます(コチラの記事も参照)。最低でも5年間は新しいローンが組めないので大変です。

 

でも、自然災害の多い日本でこの程度の補償しか受けられないのはあまりにも理不尽ではないでしょうか?

 

どうにか被災したときの住宅ローンが減らすことができないか、調べてみました。

 

 

 

被災ローン減免制度で被災後の住宅ローンは減額・免除できる!

 

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まず結論からお伝えすると、『自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン』(以下、被災ローン減免制度)と言う制度によって、住宅ローンは減免できます!

 

 

被災ローン減免制度とは、自然災害の影響で住宅ローンや住宅リフォームローンなどが返せなくなった人への救済措置です。

 

手続きをして一定の要件を満たせば、住宅ローンの債務が減額、もしくは免除になります。

 

そんな救済措置があるんだ!

そう。早い話が「被災者向けの債務整理」のようなものだね

 

ただしすべての自然災害が対象ではありません。平成27年9月2日以降に「災害救助法」が適用されたものに限ります。

 

【災害救助法が適用となる災害例】

大規模な地震・津波・台風・豪雪・自然火災・豪雨など

 

...減免制度が実施された災害を一部ですがリストアップしました(出典はコチラ)。

 

  • 平成30年北海道胆振地方中東部を震源とする地震
  • 平成30年7月豪雨による災害
  • 平成30年大阪府北部を震源とする地震
  • 平成29年度豪雪
  • 平成29年台風第21号
  • 平成28年鳥取県中部地震
  • 平成28年熊本県熊本地方の地震...etc

 

どれも全国ニュースで報道されているような大きな災害ばかりですね。

 

これからも大きな地震や台風がきたら、制度は実施されそうだね

 

以前は大きな地震や台風で自宅が崩壊しても、被災者によっては自己破産しか借金から解放される方法がありませんでした。

 

  • 今までの災害:家が破壊されてもローンの負担はほぼ減らない
  • これからの災害:減免制度が認められればローンの負担はかなり減る

 

特に大地震は、揺れはもちろん津波や火災も恐ろしいのでこの制度はとても役に立つのではないでしょうか。

 

ブラックリストにならずに住宅ローンを減免できる

 

さっき「被災者向けの債務整理」って言ったけど、ブラックリストになるの?

ならないよ!これがこの制度の1番のメリットだね!

 

冒頭でも書きましたが、債務整理・自己破産をするとブラックリストになってしまいます。これは信用情報機関(CIC)に「金融事故の情報」がデータとして残ってしまうからなんです。

 

しかし被災ローン減免制度は、手続きを受けてもブラックリストにはなりません!これで気持ちのいい再スタートが切れますね!

  

この制度がどれほど他の手段より恵まれているか、わかりやすく表にしました。

 

 CIC登録  ブラックリスト期間

被災ローン減免制度

なし(登録されない)

3ヶ月以上の延滞 

延滞している間ずっと

3ヶ月以上の延滞を完済 5年
債務整理

5〜7年

自己破産 5〜10年

 

ブラックリストにならないことは、公式サイトの質問ページQ.10-3にも書かれています(出典はコチラ)。

 

このガイドラインに基づく債務整理の対象となった対象債務者は、災害の影響によって、本人に帰責事由がなく、既往債務を弁済できないなどの債務者です。

 

このガイドラインに基づく債務整理を行った対象債務者について、当該債務者が債務整理を行った事実その他の債務整理に関連 する情報(代位弁済に関する情報を含む。)を、信用情報登録機関に報告、登録は行いません

 

本人に帰責事由...つまり過失はないけど災害で住宅ローンが払えなくなった場合は、CICに金融事故として登録せずにローンを減免しましょう!と言うことですね。

 

これは被災者にとってはありがたいですね!私もブラックリストですが、ローンやカードの審査に通らないのは本当につらいので。

 

またブラックリストにならない以外のメリットとして、

 

  • 財産の一部を手元に残せる(上限500万円 + 義援金)
  • 手続きの支援をする「登録支援専門家(後述)」のサポートが無料
  • 原則として保証人への支払い請求がなし

 

などがあります。

 

自己破産だと残せる財産は上限99万円。これと比べるといかに優遇された制度かわかりますね。本人に過失がないというのが大きいのでしょう。

 

条件は「被災して住宅ローンが返せない年収730万円未満」の人

 

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この被災ローン減免制度を利用するには、次のすべての条件を満たしていなければいけません。

 

  • 災害救助法に適用された災害の被災者
  • 災害後の世帯年収が額面で「税込730万円」未満(※1)
  • 返済比率が年収の40%以上(※1)
  • これまでローンの返済が滞っていないこと
  • 免責不許可事由がないこと(コチラも参照
  • 個人または個人事業主であること

 ※1 申込者の状況によっては例外あり

 

条件めっちゃ多くない?

早い話、「これまでローンをちゃんと払ってたけど、災害で返せなくなった人」が当てはまるよ!

 

借金の返済と一緒で、災害の前からちょこちょこローンの延滞がある...という人だと減免は厳しいかもしれません。

 

ただし、この条件はあくまで目安。申し込む人の事情によって変わってきます。

 

だから少しでも不安なこと、気になることがあれば弁護士さんに相談してみましょう。

 

申し込みは1番多く住宅ローンを借りている金融機関へ

 

被災ローン減免制度の申し込み手順を書きました。もっと詳しく知りたい人は公式サイトの「手続きの流れ」も参照してください。

 

  1. 住宅ローンを借りている金融機関に減免制度を申し出、同意をしてもらう(※1)
  2. 地元の弁護士会などから「登録支援専門家(弁護士など)」の依頼をする
  3. 金融機関に債務整理の開始の申し出をする
  4. 調停条項案の作成、提出、説明(※2)
  5. 簡易裁判所での特定調停を申立て、調停条項確定

※1 金融機関は1番多く住宅ローンを借りているところです 

※2 債務整理の開始の申し出から、原則3ヶ月以内に行います 

 

なーんかゴチャゴチャしてよくわからないな...

とりあえず、ローンを借りてる金融機関に行ってみよう!

 

まあ、ハッキリ言って私たち素人には難しいコトバのオンパレードです。専門家の人たちに手伝ってもらって進めていきましょう!

 

手続き開始から完了まではだいたい6ヶ月ぐらいかかります。もうローン払えない!と思ったら、早めに動いたほうがいいですね。

 

おわりに:地震や台風で自宅が被災したら減免制度を活用しよう!

 

以上、災害で自宅が倒壊したら「被災ローン減免制度」を活用しよう!...という記事でした。

 

私もそうですが、特に大きな地震などの災害の前には人は無力になってしまいます。

 

「自宅が全壊しちゃった...」

「まだローン残ってるのに...」

「返済計画を変えなきゃ...ダメなら自己破産かな...」

 

途方にくれる前に、弁護士会などに相談をして減免制度が使えないかどうか調べてみて下さい。

 

まだまだ知られていない制度ですが、被災した人の希望になると思います。

 

本日は、以上です!